タクシー・トラック・役員運転手など全ドライバーの健康管理について

ドライバーの健康に起因する重大事故の件数が増加傾向にあります。車両運行を事業とする会社では、ドライバーの健康管理が重要になってきます。
平成22年、国土交通省自動車交通局では「事業用自動車の運転者の健康管理に係わるマニュアル」を作成し、通達をしています。
主にトラック、バス、タクシーなどのプロドライバーに向けられていますが、自家用自動車管理運行会社も無縁ではありません。年一回の健康診断はもとより、深夜の送迎が多い運転手には6か月毎の健康診断を受けるように義務付けています。

健康診断結果から見える重大疾病

健康診断結果 対策
脳卒中 高血圧・高血糖

高脂血症(中性脂肪が多い)
健全な食生活

禁煙 アルコール類適量
心臓病

心筋梗塞
動脈硬化

高血圧症
栄養バランスを考えた食事

運動不足にならないようにする
狭心症 禁煙
動悸、息切れ、胸の痛み 医師の診察を受ける
糖尿病 高血糖

肥満
きちんとした食事(カロリー制限)

腹八分目・甘味、塩味控え目

ウオーキングなどの適度な運動

健康に起因する重大事故の3分の2は脳卒中(脳溢血、クモ膜下出血)と心疾患によるそうです。対策としては、食生活の改善です。ドライバーは食事時間も不規則になりがちですし、外食が多くなります。栄養バランスを考えた食事を摂るようにしましょう。

健康状態の確認

  • 睡眠時無呼吸症候群の検査
  • アルコール数値検査
  • 血圧測定
  • 自己の健康状態チェック(熱、頭痛、肩こり、疲労度etc)

トラックやタクシーの運行会社においては、出退時の点呼で必ず健康状態のチェックをし、安全運行を心がけなければなりません。派遣運転手には、点呼はありませんが、ドライバーとして気をつけなければならないことは同じです。トラックドライバーやタクシードライバーほど長時間運転するわけではありませんが、かかるストレスにそれほどの差はないでしょう。

国土交通省では、ドライバーの健康管理の重大事項とし、管理責任者に

  • 定期健康診断の実施
  • 診断結果に基づく対処
  • 点呼時における注意
  • 健康管理ノートの作成

をすすめています。
車輛の運行管理会社では、管理責任者が健康管理についても巡回指導をしていますが、自己管理が大事です。

ドライバーの健康管理のポイント

・栄養バランスを考えた規則正しい食生活を心がけること
ドライバーではなくても、疾病予防の基礎です。
・休憩をとること
長時間運転は疲れが蓄積されます。血流も悪くなり、腰痛、痔を悪化させます
・十分な睡眠
疲労回復には睡眠を取ることが必至です
・適度な運動
汗をかく程度の運動は、新陳代謝を良くし疲れをためない身体をつくります。
血流を良くするためには、首回し、肩甲骨の稼動域を広げる肩回し(運転席にすわっていても出来ます)脚、腰のストレッチをする

健康は、安全運行の第一歩です

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